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キンラン
2016.4.26
玉川上水の林下に咲くおなじみのキンランです。黄色い花に木漏れ日が射すと、まさに金色に輝き一層艶やかに見えます。花数が特に多いキンランを撮ってみました。
ギンラン 2016.4.26
キンランより小ぶりで目立ちませんが、小さな純白の花をつけた姿は清楚感があります。木漏れ日が射し、美しさが際立ったときを見計らって撮りました。
エゴツルクビオトシブミ 2016.5.28
エゴノキの枝に葉を巻いたもの(左上:オトシブミといいます。)がぶら下がっていました。これを揺籃(ゆりかご)といい、 中には卵1個が産み付けられています。
上が♂♂、下が♀です。(体長5~8mm)
バラモンギクの花後の冠毛 2016.5.28
ヨーロッパ原産のキクの仲間です。高さは30~80cmで先端に約5cmの黄色い花をつけます。(写真に花はありません、)
花後には、直径5cmほどもある大きな冠毛(綿毛)が現れます。西武線の線路わきの草むらで見られます。
冠毛を拡大してみると、傘のようにしっかりした骨組みの間に、細い綿毛が網のように張られています。タンポポの冠毛に比べ頑丈そうです。1cmはある大きな種を風に乗せるにはそれなりの工夫が必要なのでしょうね。
ササバギンラン 2016.4.30
花がギンランに似て葉が笹のように細長いのでこの名があります。花より高く葉をスッと伸ばした姿は気品が感じられます。近くにキンランも咲いていました。
マルバウツギ 2016.5.7
上水路のウツギの仲間では最も多く見ることができます。「ウツギ」との違いは、葉が丸みを帯びている、花が全開(平開)する、花の中心部がオレンジ色などです。「ウツギ」よりやや早く咲き始めます。
ウツギ 2016.5.14
純白の清楚な花はうつむき加減で下向きに咲きます。唱歌「夏は来ぬ」で「卯の花、匂う垣根に♪~。」と歌われる卯(旧暦四月)の花です。武蔵野台地では土地の境界の境木として植えられていたそうです。
ガクウツギ 2016.5.7
アジサイに似た白い装飾花(花弁のよう見える)が目立ちます。上水路では流れに落ちる斜面(法面)に咲いていることが多く、なかなか気づきません。ウツギの名がついていますがアジサイの仲間です。
コゴメウツギ 2016.4.30
名はウツギに似た小さな(小米)花が咲くことに由来するそうですが、バラの仲間です。オレンジ色と複雑な形の花びらを持つ5mmほどのかわいらしい花です。
サイハイラン 2016.5.22
林下に咲く25cmほどのランの仲間です。名は花が咲いている様子を、将が指揮するときに用いた「采配」に見立てたそうです。上水路には少なく、また草に紛れて見つけ難いと思います。
オオジシバリ 2016.4.26
名は近年見られなくなった同じキクの仲間のジシバリ(茎が地面をはう)より葉や花がおおきいことによります。花の大きさは3cmほどです。小さなハエのような虫が止まっていました。
オニタビラコ 2016.5.28
上水路のいたるところで見られます。日向では高く(約80cm)、日陰では低く(約20cm)どこでも花をつける逞しさがあります。1cm未満の小さな花にアブの仲間が止まっていました。キクの仲間です。
コウゾリナ 2016.4.30
黄色い花の大きさは3cmほどで、日当たりのよい草地や道ばたで見られます。黄色い花はキクの仲間に多いですが、コウゾリナは茎や葉に剛毛があり触るとざらつくので区別できます。コウゾリナは「髪剃(かみそり)菜」と書きます。
ノイバラ 2016.5.7
林の縁や林の中で咲き、上水路ではふつうに見られます。花の色は白色ですが、まれに淡い紅色のものも見かけます。また花には芳香があり、散策時に香りを楽しむこともできます。
スイカズラ 2016.5.14
草のように見えますが、つる性の低木で他の木や草、フェンスなどに絡んでいます。花は仲良く2個ずつ並んで咲き、初めは白く次第に黄色くなることからキンギンカとも呼ばれます。秋には黒く熟した実も2個並んでかわいらしいです。
エゴノキ 2016.5.7
上水路にはエゴノキが多く、ゴールデンウィークのころ白い花を枝いっぱいぶら下がって咲く様子はみごとです。花の香りはかすかですが、満開の下を通ると芳香が感じられます。マルハナバチの仲間が花にとまっていました。
ヤブジラミ 2016.5.14
集合して咲いている小さな花をルーペで見ると、5枚の花びらのうち一枚が大きいことや、おしべの先が紫色などさりげなくおしゃれです。体長3mmほどのヒメマルカツオブシムシが花粉を食べていました。
ノビル 2016.5.22
春に若葉や燐茎を食用にするノビルの花です。淡紅紫色の花はかわいらしいですが、草地ではあまり目立ちません。花の付け根の珠芽(むかご)は地面に落ちると発芽します。蜜を求めてハナバチの仲間が来ていました。
ホタルブクロ 2016.5.28
花の名は、中にホタルを入れて遊んだからという説があります。他にチョウチンバナ、ツリガネソウ、トックリバナ、トッカンバナなど方言の呼び名もあり、各地で親しまれていたことがうかがわれます。上水路ではあまり見かけなくなりました。